人間関係に、疲れました。
しんどいです。
正直、めんどくさい。
ハルさんのレモンサワーと憂鬱な夜|第1回
人間関係に疲れた夜は、ひとりになっていい


ここまで検索しているということは、
たぶんあなたは、人付き合いが雑な人ではありません。
むしろその逆で、
気を使いすぎて、空気を読みすぎて、
ちゃんとやろうとしてきた人だと思います。
だから今日は、
人間関係をどうにかする話はしません。
23時を過ぎた夜に必要なのは、
「改善」ではなく「回復」だからです。
人間関係に疲れるのは、弱いからじゃない
人間関係に疲れた、と感じる夜。
それは、何かが壊れたサインではありません。
多くの場合、
それは「向き合ってきた」サインです。
・相手を傷つけないように考えた
・場の空気を壊さないように振る舞った
・自分の感情を後回しにした
そういう積み重ねがある人ほど、
人間関係に疲れます。
疲れた=向いていない、ではありません。
疲れた=もう十分やってきた、という合図です。
「ひとりになりたい」は、人嫌いの証拠じゃない
人間関係に疲れたとき、
ふと「ひとりになりたい」と思うことがあります。

でもそれは、
誰かを拒絶したい気持ちではありません。
ずっと人に合わせてきた自分を、
いったん自分の手元に戻したいだけ。
ひとりになりたい夜は、
孤独になりたい夜ではなく、
自分の感覚に戻りたい夜です。
それを、悪いことだと思わなくていい。
疲れている夜に、答えを出そうとしなくていい
人間関係に疲れると、
つい考え始めてしまいます。
・距離を置くべきか
・関係を切るべきか
・自分が悪いのか
でも、23時以降の思考は、
だいたい厳しすぎます。
疲れている夜に出した答えは、
翌朝になると、少し違って見えるものです。
だから今日は、決めなくていい。
判断を保留することは、逃げではありません。
回復のための選択です。
めんどくさいと感じるほど、ちゃんとしてきた
「人間関係がめんどくさい」と思う夜。
それは、人を雑に扱いたくなった証拠ではありません。
考えすぎて、
気を配りすぎて、
脳がオーバーヒートしているだけです。
めんどくさい、という感情の奥には、
「もうこれ以上、気を張れない」という正直さがあります。
それは、投げやりではなく、限界のサイン。
今日は、何もしなくていい
人間関係を良くする方法も、
距離感の取り方も、
伝え方の工夫も。
それらは、元気な日に考えればいい。
今夜は、
ひとりで静かに過ごしていい。
誰とも比べなくていい。
自分を責めなくていい。
人間関係に疲れた夜は、
ひとりになっていい。
スナック紅では、だいたいこんな夜になる
スナック紅では、
人間関係の話をしに来た人ほど、
最後までその話をしきらないことがよくあります。
カウンターで少し話して、
レモンサワーを一口飲んで、
しばらく黙って。

気づくと、
全然関係ない話をして帰っていく。
僕は、それを失敗だと思っていません。
むしろ、
人間関係の話を“最後までしなくて済んだ夜”は、
だいたいうまくいっています。
答えが出たからではなく、
答えを出さなくても平気な状態に戻れたから。
夜って、
問題を解決する場所じゃなくて、
問題をいったん棚に戻す場所なのかもしれません。
まとめ
答えは出ません。
出ないまま、今日は閉店です。
レモンサワー、もう一杯いきたいところですが、
今日は水にして帰りましょう。
おつかれさまでした。
この記事を書いた人

ハルさん | 黒服・用務員
snackBENI編集部
黒服担当。裏方担当。雑用担当。 だいたい何でも屋。 「ちょっとハルさん」と言われる回数が多い日は、たいてい平和ではありません。人が酔うと、なぜか私が忙しくなります。 好きな時間は23時以降。 人が少し酔って、話が哲学っぽくなり始めるあのあたり。 昔、ジャズバーで小説を書いていた作家がいたらしい。 それを聞いてから、閉店前に文章を書くのが習慣になりました。 紅の夜には、ちゃんと物語があります。 だいたい翌朝には、なかったことになりますが。 それでもまた来るので、きっと悪い店ではないと思っています。
ハルさんのレモンサワーと憂鬱な夜
